データベースとは、体系的に整理された情報の集合体のことです。
単に情報を集めただけではなく、情報を整理して蓄積し、必要に応じて情報の取り出しができるよう管理されているものです。
つまり、データベースの主な役割は「データの蓄積」と「データの活用」に対応することです。
データベースの設計は、大きく分けて「概念設計」「論理設計」「物理設計」の3段階があります。
データベースの要件定義で、必要とされるデータの定義をおこないます。
概念設計で整理したデータをデータベース上でどのように扱うかというデータ構造を定義していく段階です。
この段階で、「正規化」というステップも実施します。
正規化とは、テーブルからデータの重複などの冗長な部分などを削除し、適宜データを整理することです。
論理設計で設計したデータ構造を基に,「文字列」「数字」などのデータ型を決めたり、インデックスなどの定義をします。
また、1日に何件データが追加されるかや、一度にどのくらいアクセスがあるのかなど、業務を円滑にすすめるために必要なハードウェアの性能要件を確認します。
情報の一元化によりデータ管理がしやすくなります。
情報の分散を防ぐことは、情報のセキュリティ向上にもつながります。
データのバックアップに関しても、一元化することで効率的に行えます。
データベースには大量の情報が保管されていますが、条件を指定することで必要な情報だけを抽出することができます。
情報をスピーディーに整理・取り出し・分析ができます。
あなたの会社は、データベースからの情報取得で、次のような状態になっていませんか。
もしそのような状態にあるようでしたら、データベースの再構築を検討すべきです。
必要なアウトプット情報から設計されていないと考えられます。
データベース設計,コード設計が甘く、データベースの劣化を考慮した作りになっていないと思われます。
正規化にこだわり過ぎて、データ件数の増加を考慮した設計になっていないと思われます。
また、冗長性を配慮した設計になっていないと考えられます。